あれは去年の春先のことでした。
インフルエンザにかかり、熱にうなされて寝ていました(意識は朦朧としていたと思います)。
すると、真っ暗な部屋で寝ている私の顔をペタペタ触ったり、髪を引っ張る人がいたんです。
そこで、枕もとを眼を凝らしてみてみると、顔は暗闇ではっきりわかりませんでしたが、髪型はその頃1歳ちょっとだった娘と似ているものの背丈がちょっと高い感じでした。
でも私は、すっかり娘だと思い「あっちにいってなさい」などといっていたら、ケラケラ笑いながらパタパタパタ!と走り去っていきました。
すっかり静かになったのはいいのですが、ドアを開け閉めした音は全くない! しかもその頃の娘はまだ走れません!それに気付いて、慌てて主人の所に行くと娘は1階の部屋でずっと遊んでいたとのこと。(私は2階で寝ていました)
あれは、いわゆる座敷童子だったのか?ただの幻想か?不思議でなりません。
また、つい最近も私の寝顔を覗きこんで「ね・て・る♪」と言って立ち去った何者かに出会いました。
やっぱりドアは閉めっぱなしでした。
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